sin vermilion
今宵 朱く染まる涙 愛に焦がされた咎人
罪深き熱を孕む 瞳の中で散り乱された華
純白の箱庭 黒い鎖を繋ぎ合い
愛でるように撫でて 慈しみを注ぎ込むの
淡く可憐なまま 傍で微笑んでいて
結ぶ綺麗なまま 過去から目を逸らし
そっと指を絡み合わせ 重ね冷えていく口付け
奪われるくらいならば 閉じ込めよう身も心も
千切れ空を舞う一片 穢され澱んだ眼差し
貫いて溢れ弾け頬を伝う 狂気 sin vermilion
漆黒の煉獄 苦い言葉が蝕むの
滲むベール越しに 遠く霞むあなたの影
時が捻れ縺れ 沈む闇色の海
懺悔 募り積もり いつも失くして気付く
錆びて朽ちた胸の音色 色褪せた日々を燃やして
純粋な秘密紡ぎ綴る未来 一色だけ
抱いて静かに眠れたら 誰も邪魔できぬ楽園
触れないで壊さないで脆い夢と知って手に入れたの
分かつ道の果てで 辿り堕ちる終焉
あなただけを愛し 愛に狂い咲いた
割れて砕け散った世界 抗えられない現実
継ぎ接ぎの恋を愛と 信じてたの痛み抱いて
今宵 朱く染まる涙 愛に焦がされた咎人
欲深き罰に撃たれ心濡らす 悲劇 sin vermilion
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